2020年2月の投資の振り返り

【今月の成績】

年初来で-5.33%でした(税引前・売買手数料なし・その他費用非計上)。
※売買手数料の算入が終わっていないため、先月とは違い、売買手数料が含まれていない
※入金金額について、遡り修正したため、先月と原資金が1~3%ほど異なる
※かもめ氏の「株式投資運用記録表」の「修正ディーツ法運用利回り」による
※その他、ideco等の投資信託、海外株も若干保有(PFには含まない)

【市場全体の覚書】
 今月は全体的な下落基調でした。特に先週の下落は強烈であり、日本の指標平均(▲11.6%)は「週次としては、2018年02月のチャイナショック(▲12.2%)レベルで、2011年03月の東日本大震災時(▲10.5%)と比べても大きな下げ」なのだそうです。
 これはコロナウイルスの現時点での被害の大きさというより、そこから派生するであろう世界全体への経済悪化に対する連鎖的な反応によるものでしょう。例えば、流行の長期化、米国での大流行、商業活動全般の麻痺、ウイルスの強毒化、オリンピックの中止、日本の政権交代(より緊縮的な政権への移行)、アメリカでのサンダース大統領の誕生等々。ただ、ここまではっきりと下落すれば、ひとまずの下げ止まりは期待できると思っています。追証の投げはまだ残っているでしょうが、今週が一つの底と見ております。とはいえ、世界経済への不安要素がさらに大きく出るようであると、3月中旬~6月上旬に二番底まで行ってしまう、という可能性があるでしょう。
 私は、今回、残っていた最後の余裕資金の追加(昨年のボーナス)を行いましたが、今回の銘柄入れ替えと買い増しでほとんどの資金を使ってしまったので、ここから売買を行うとすれば、定例の給料からの入金か、既存銘柄の入れ替えで対応することになります。
 現在は二つの「今回は違う」がぶつかり合っています。一つは「今回はリーマンショックとは違う(下げ相場には入らない)」であり、もう一つは「今回は今までの生半可な調整とは違う(中長期的な下げ相場になる)」です。私は(少なくとも自分の保有銘柄は)1年くらいのうちには値戻しできるとみていますが、それが間違っていたとき、生活に困窮しないようにしたいところです。

【売買・保有銘柄の特記事項】
○当月購入(買い越し)
6542 FCホールディングス(損出しクロス+買い増し)
1921 巴コーポレーション(損出しクロス+買い増し)
今回の中心的な売買です。2月中を通じて、売却した銘柄をこの2銘柄に集めていきました。
FCホールディングスは官需による業績の確保、巴コーポレーションは政策関連と資産バリュー要素という安定感を期待してのものです。しかし、どちらの銘柄も下げ、巴コーポレーションは年来安の段階まで下げたので、含み損を抱えています。
ただ、この2銘柄はどちらもはっきりとした割安要素があると思っていますので、自分のストーリーが崩壊しない限りはホールドし続けるつもりです。

2410 キャリアデザインセンター(新規)
決算の進捗が悪かったため急落したタイミングで購入しましたが、最終週に強烈に売り込まれています。
3月になってから買っておけば――というのは、やはり結果論というものでしょう。しかし、業績の見通しが明るくない銘柄は、次の四半期近くまで、様子見をするべきだったかもしれません。

6670 MCJ(新規)
3712 情報企画(新規)
2銘柄とも、以前からチェックはしていましたが、割安と言える水準までではなかったため、監視しているだけでした。
それぞれPER10を割り込んだところで購入しました。なお、情報企画については決算ギャンブルを敢行し、敗北したため損切り。その上で月末に置いた指値がヒットし、買い直しとなっています。

○当月売却
2780 コメ兵(全部売却)
1443 技研ホールディングス(全部売却)
6164 太陽工機(全部売却)
6158 和井田製作所(全部売却)
どの銘柄も、決算の不調や先行きの不透明感――ストーリーの崩壊の予兆――があったため、自信のある銘柄に絞り込むために売却をしました。太陽工機・コメ兵は損切り、残りの銘柄は若干のプラスでした。

9119 飯野海運(一部売却)
同じ資産バリュー銘柄である巴コーポレーションに乗り換えるため、一部について、2月の中旬に売却をしました。

2970 グッドライフカンパニー(一部売却)
2月の成績がこの程度で済んだのは、この銘柄があったからに他なりません。決算は予定通り(目標どおり増収増益)でしたが、その後の3年計画で売り上げ・利益3倍を掲げていたため、大口の個人投資家の購入などによって2連ストップ高で2倍株になり、他の銘柄が下げる時にも逆行高となりました。なお、この計画は機関投資家にだけ先に発表されたため、ストップ高の原因がその日には分かりませんでした。しかし、さすがに月末頃は売り込まれていました。強烈に下げている他の銘柄に乗り換えるため、成長を織り込まない場合のフェアバリューに近づいたと判断し、一部を売却しました。残りの部分については非常に悩ましく考えています。顧客となる投資用マンションの投資家が、銀行融資がどれだけ受けられるか? という問題に対し、どれだけはっきりとした答えを出せるかが気になるところです。

○その他取引
1883 前田道路
特別増配のニュースが出た瞬間に下がった際に、リバウンド狙いで購入しましたが、あまりリバウンドしなさそうだったので、その日に微益で手仕舞いしました。

8699 澤田ホールディングス
TOBの発表後に購入しましたが、翌日、ホワイトナイト等の参入は考えにくいと判断し、微益で手仕舞いしました。

9624 長大
PERが急速に低下していたため購入しましたが、官需系コンサルタントよりも他の銘柄の比率を増やしたかったため、翌日に売りました。軽率な売買でした。

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