4月に入り、仕事が一気に忙しくなりました。
相場を見る余裕もなくなりましたから、しばらくはまともに売買はできないかもしれません。
【投資成績】
年初来で-12.73%でした(税引前・売買手数料なし・その他費用非計上)。
※売買手数料の算入が終わっていないため、売買手数料が含まれていない
※かもめ氏の「株式投資運用記録表」の「修正ディーツ法運用利回り」による
※その他、ideco等の投資信託、海外株も若干保有(PFには含まない)
※「その他」の銘柄は0%(無保有)
【市場全体の覚書】
3月は2月以上の急落が続きました。月頭には下げ止まりを私は予想していましたが、それに反してほとんどの銘柄が凄まじい勢いで下落し、3月中旬には金融危機や債務危機の確率もかなり高まっているように見えました。幸い、FRBやECBが社債やCPの買い入れを進めることで、いったんはその不安はやや後退したようです。
しかし、きっかけとなった新型コロナウイルスは、全世界で感染を広めており、日本でも都市封鎖の確率は大いに高まっています。先月懸念した米国での大流行も事実となってしまっており、感染者数も死者数も爆発的に増えています。アメリカでも都市封鎖によって経済活動はストップしており、新規失業者数も1000万人に届こうかという勢いです。ただし、都市封鎖の際に、労働者を無給にさせないよう、失業手当をあてがうために解雇をしたという面もあるようです。人によっては織り込み済みのことだったのかもしれません。
その中で、経済分野については、全世界、特にアメリカは矢継ぎ早に金融・経済の両面で対策が行われ、ようやく市場も反発をしました。その結果、ダウ工業株30種の平均株価は弱気相場から20%上げ、定義上は新しい強気相場入りとなりました。もちろん、このあとに再度20%の下落があり、再度の弱気相場入りということも、容易に想像できることであります。
上述したように、仕事が忙しくなるので、毎日、株価を見ることも難しくなります。それも踏まえて、月末近くにほとんどフルポジションにしたため、ここからは銘柄入れ替えくらいしかできそうにありません。
【売買・保有銘柄の特記事項】
○当月購入(買い越し)
6542 FCホールディングス(買い増し)
2498 オリエンタルコンサルタンツホールディングス(損出しクロス+買い増し)
9768 いであ(新規購入)
4642 オリジナル設計(新規購入)
官需系コンサルタント銘柄を買い増し及び新規購入しました。新型コロナウイルスへの耐性と、その後に起こる可能性のある不況耐性や経済対策への影響度も含めて、今までで最もセクターを集中させることにしました。今後は、市場の方向性や経済状況の見通しが立った段階で、別銘柄にシフトすることも考えています。
FCホールディングス:銘柄としての総合力で最も優れていると判断し、コンサルタント株内での保有比率は最大にしています。
オリエンタルコンサルタンツホールディングス:海外比率の高さが嫌忌されて一時的に相当売り込まれ、PER5台にもなりました。私は3月中旬のPER6台のころに買い増しをしています。年初はPER10近くあったことを考えると、相当に下落しています。
いであ:昨年の12月(最高値)からは3分の1近くまで下落しましたが、それでも去年の9月の水準よりは高い株価で購入しました。官公需向けの売り上げが8割近くを占めていることから、コンサルタントの中でも業績は堅い方だと考えています。
オリジナル設計:上記の銘柄に比べると購入時のPERは高いものの、負債が少なくキャッシュリッチであり、オーナー企業であることや、これからさらに需要が高まるであろう上下水道コンサルタントが主要業務であることから購入しました。
1921 巴コーポレーション(買い増し)
9119 飯野海運(買い増し)
資産バリュー銘柄の中のうち、株価の下落が進んでいた銘柄を追加購入しました。
後述するニッピも、ストップ高になる前に買っておけばよかった、というのは結果論でしょう。
7932 ニッピ(買い増し)
土地売却のIRが出て、ストップ高になった翌日(3月下旬のほぼ最高値)で購入しました。
購入後から10%ほど下落しており、買うタイミングを失敗したと思っています。
下げ圧力が強い、つまり地合いが悪いときには、良いニュースがあっても買い急ぐ必要はないのでしょう。
○当月売却(売り越し)
グッドライフカンパニーを除いては損切りですが、あくまでも乗り換えのための売却だと考えています。
2410 キャリアデザインセンター(全部売却)
2970 グッドライフカンパニー(全部売却)
6670 MCJ(一部売却)
人材派遣業者や不動産販売業者については、景気後退時に大きなマイナスになる可能性があり、もっと業績の見通しが立てやすい銘柄が複数割安になったことから、乗り換えのために売却をしました。グッドライフカンパニーは、プラスにはなりましたが、ほぼ底値で売ってしまったため、売るタイミングが悪すぎた、と思います。今後の反省点です。MCJについても、他の売却銘柄よりは業績悪化は少ないと考えられるものの、海外への輸出やサプライチェーンの混乱も予想されるため、ひとまずほとんどの売却をしました。
2153 E・Jホールディングス(全部売却)
他の建築コンサル銘柄のほうが魅力的な水準に下落したため、乗り換えのために売却しました。
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