2020年4月の投資の振り返り


【今月の成績】
年初来で-7.76%でした(税引前・売買手数料一部含む・その他費用非計上)。
※売買手数料の算入が一部で終わっていないため、売買手数料が一部含まれていない
※かもめ氏の「株式投資運用記録表」の「修正ディーツ法運用利回り」による
※その他、ideco等の投資信託、海外株も若干保有(PFには含まない)

【市場全体の覚書】
 今月は疑念の中で上昇した1ヶ月でした。4月7日にCOVID-19に対応するための緊急事態宣言が発令され、外出の自粛や在宅勤務が要請されました。また、世界中でCOVID-19の感染者、死亡者は増え続けていますが、多くの国でひとまずの下げ止まり傾向が見られました。株式市場は全体的に上げ基調となり、COVID-19による特需が見込まれる銘柄などは、年初来高値を付けるほどに上昇しました。多くの個人投資家は保有株の持ち高にかかわらず、この上昇に疑念を抱いており、心底からの強気派はあまり見受けられません。COVID-19による在宅勤務の影響によって決算発表が延期になったり、決算発表をしても減益や未定の次期予想をしたりする企業が続出しています。が、それでも、3月の年初来安値を付ける企業はあまりないようです。世界各国の緩和策によって、株価は下支えされているようです。
 また、別の市場では、原油の先物(WTI原油先物:5月物)が4月20日に一時1バレル(約117L)が-40.32ドル(約-4330円)の値を付けました。空前絶後の価格であり、このタイミングに買いで参戦した投資家は手痛い損失を被ったようです。私は参加していませんが、自分自身のコアコンピタンス領域を把握し、そこから抜け出るときは慎重になるべきだという教訓になりました。
 5月2日からゴールデンウィークによって日本の市場は休場となりますが、海外市場は動いています。また、ゴールデンウィーク明けには大量の決算発表があります。上がれば慎重に、下がれば大胆に売買をしたいものです。

【売買・保有銘柄の特記事項】
○当月購入

3919 パイプドHD
かもねぎ氏が取り上げているのを拝見し、決算短信で減益予想を出し、株価が下落をしている段階で指値が刺さりました。
その後、自社株買いが発表されたことから、株価は上昇しました。

直近のPERは比較的高いものの、継続的に売上が成長し、利益率やROEも高めであり、COVID-19が長引いても利益を確保することができるタイプの業種であること、オーナー企業であること、IT企業であってもストック性が比較的高いことなどを総合的に判断し、2期先以降が今回の決算並みの業績になれば割安であることから購入しました。

今回は直近の業績が悪い予想を立てている状況から購入したため、前提が自分の中で崩れた場合に売却することを忘れないようにするつもりです。

○当月売却(一部売却)

7932 ニッピ

信用買いをし、高値掴みとなっていたので、ポジション調整のために信用分を清算しました。約5%の損失でした。

【個人的なこと】
 仕事場で異動がありました。COVID-19の対応もあり、忙しい1ヶ月となり、月の前半は相場のことを考える暇もありませんでした。しかし、いまの波乱のある相場状況からすれば、かえって忙しい方が気楽かもしれません。
 5月で私の投資歴は丸1年になります。投資に出会い、この1年で自分の思考や人生観は大きく変わりました。今後も能力を磨き、優れた投資家となりたいものです。
 去年の5月は米中の貿易摩擦が焦点となっており、トランプ相場などと言われていた時期でした。いま考えるとなんとやさしい世界だったのだろうと思えますが、来年の今頃は、今年に対して同じような感想を抱いているかもしれません。

「未来は誰にもわかりません。
 だからこそ、人事を尽くすのです」

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